翻訳エージェント物語

経営理念「大切な想いをつなぐ」をベースに事業活動を行っています。 ITやアート、環境エネルギーなど専門のBtoB向けの翻訳や通訳、字幕翻訳、Web、英会話などを提供しています。

秘密保持契約

NDA とも言いますが、秘密保持契約のことです。

初めての取引の場合、この NDA をお客様と交わします。お客様だけでなく、パートナー(翻訳者さんやその他の業者さん)とも交わします。

どんなビジネスでも、信頼関係の上に成り立つものですし、信用できない人に
仕事を発注することは(ほとんど)ないので、形式的なものかも知れませんが、それでも両者の不利益を避けるためには必要であり、大切な契約書です。

外資系のお客様の NDA 等は、何十ページにも渡っていて(当然英語)、内容を
しっかりと把握してからでないとサインできません。
このあたりはさすがに海外企業、といったところでしょうか。

翻訳は、市場にリリースする前のドキュメントのコンテンツや技術が記載されて
います。
お客様だけでなく、私たちも非常にシビアになるのは当然です。書類を破棄するのも慎重に行います。

お客様が安心してご発注いただける環境を作ることも、私たちの大切な仕事の 1 つです。





何気ない一言

立場が変わると考え方も変わることが多いと感じていますが、その時に相手の立場に立って発言することができるのは、やはり素晴らしいことです。


悩んでいる人に対して、「今、一番いい状態だね」と言う人がいました。

それを聞いて、悩んでいるのに、一番いい状態とは言えないのでは?と思いましたが、悩みがあるくらいの時の方がいいということを伝えたかったようで、ある種納得してしまいました。


マイナス面だけを見ていても、何も解決しません。
プラス面を見ること、もしくは全体の中のマイナス面として客観的に捉えることで、些細な問題に転換してしまおうという発想。


あまりそういうことを言う人がいなかったので、とても新鮮でした。

楽観主義、かも知れませんが、その人が前向きに考えられるようにつとめて明るく話す姿勢には学ぶ部分が多いように思います。


さすがに 10 年以上黒字を出し続けている企業の社長は言うことが違うなと感じました。

マーケット特性

各国の文化や慣習の違いなどが及ぼす、マーケットへの影響を考える場合、非常に分かりやすい例があります。

例えば、

外資系企業が日本のマーケットでビジネスを展開する際、多くの会社が日本語に翻訳します。


なぜ翻訳するのか?




答えは、日本人は日本語が好きだからだと思います。



(一概には言えませんが)英語でも通じないことはないけど、日本語があればやはりそちらを読みたいと思うのが日本人だと思います。


またマーケティング的側面から考えると、A 社と B 社が競合しているとした場合、A 社のドキュメントは日本語に翻訳されており、かたや B 社のドキュメントが原文のママだとすると、心理的な抵抗もなく手にとって読めるのは、 A 社なのではないでしょうか。



もし全く同じ機能で同じ価格帯の製品があれば、日本語ドキュメントのある会社を選ぶと思います。


各国のマーケットの特性を考慮することも、ローカライズを行う際には必要です。


日本語は難しい

今日、お客様とお話して再確認したが、つくづく日本語は難しいという。

特に難しいのは、日本語の言い回しや表現。専門用語も会社ごとに訳し方が違っていたりするが、想像はできるし、また業界的に問題がないこともある。


しかし、表現や言い回しというのは、千差万別で、それこそ人によってさまざまなため、それを統一するのが難しいという話だった。


ご自分でも翻訳されることがあるからこそ、お分かりになっているのだと思う。


ボリュームの大きいマニュアルを翻訳する場合、複数の翻訳者さんに分けて作業をお願いするのが一般的だが、TRADOS を使用して翻訳をしても、完全に表現を整えていくのは本当に難しい作業と言える。TRADOS が無ければ、表現がさらに揺れてしまうかも知れない。


日本語というのは難しい反面、個人個人の特徴をあらわしやすい言語なのかも知れない。


翻訳会社にとっては頭の痛い部分かも知れないが、この壁をどう乗り越えていくのかが、大切なポイントだと改めて感じた。



職業病?

最近は弊社サイトも含め、問い合わせフォームを利用している会社さんが多いですが、たまに見かけるサイトで気になってしまう部分があります。

それは問い合わせフォームが完全に日本語化されていない場合です。

どういうことかと言うと、恐らく英語サイトを日本語化しているようなのですが、
各項目(住所や zip code、名前、電話番号などなど・・・)の順番が違ったり、日本では不要な項目が入っていたりするのです。

一般的なのは、以下のような感じです。

名前
ふりがな
会社名
メールアドレス
電話番号
住所 郵便番号
都道府県選択
番地


しかし、たまに見かけるのは、ちょっと違っていたりします。

名前
アドレス
会社名
メールアドレス
電話番号
住所 番地
区、市など
都道府県選択
(できないこともある)
郵便番号


あくまでも一例ですが、上記のような場合、個人的にすごく気になったりします。

各国に合わせて英語版を元にローカライズする場合には、国ごとの文化や商習慣の違いも考えておかないといけません。実際に入力する際に、ちょっと気になってしまいそうです。

こういった所まで気になってしまうのは、職業病かも知れません・・・。
QRコード
QRコード
法人向け翻訳サイト
recruit
字幕翻訳プラン FUNSUB
art
アート翻訳サイト
art
ミュージアム専門インバウンド対策
美術館専門の外国人観光客(インバウンド)対策サービスでは、多言語翻訳や通訳はもちろん、音声ガイドやPR動画などもまとめて承っております。
casestudy
最新インバウンド情報
ミュージアム向け最新のインバウンド情報
inbound
環境エネルギー翻訳 TRANSEER
art
CAE、EDA、CAD/CAM 専門翻訳サイト
art
個人向け翻訳サイト
recruit
IT分野専門導入事例制作サイト
art
Podcast 購読
「プロフェッショナル翻訳者への道」

翻訳者になりたい、翻訳の仕事をしたい人にオススメ。

メールマガジン
弊社発行のトラベクマガジンです。

「翻訳業界の仕組みやスタッフが明かす翻訳会社とは?」
「無駄なコストを省くには?」
「産業翻訳の流行を知る」
「翻訳のノウハウ・ドゥハウ」

などを中心にお届けしております。
トラベクマガジンに申し込む
弊社へのお問い合わせ
翻訳・ローカライズ、その他、お気軽にお問合せください。

お問合せ
  • ライブドアブログ